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【住宅情報】新たな建築士試験、来年から

 政府は9月6日の閣議で、昨年12月14日に公布された改正建築士法の施行日を来年3月1日に決定した。併せて、施行に伴う関係政令も決定した。これにより来年の建築士試験から、実務経験が受験要件ではなくなり、大学卒業後すぐに受験することも可能になる。

 今回の建築士法の一部改正では、建築士試験を受験するための要件とされている実務の経験について、「免許登録の際の要件」に変更。試験合格後、免許登録までに実務経験を積んでいればよいことになるため(実務経験のみの者が二級・木造建築士免許を受ける場合等を除く)、例えば、試験に合格した後に建築士事務所等に就職し、数年の実務経験を経て免許登録するといったことも可能になる。

 実務経験もこれまでの建築物の設計や工事監理、指導監督などのほか、建築士事務所で行われる建築物に関する調査・鑑定に係る業務、建築行政、住宅行政(建築物に直接関係する業務)、都市計画行政(具体的な建築物の整備等に係る業務)、建築士試験に係る全科目を担当可能でありかつ設計製図を担当する建築教育の教員、建築物に係る研究(査読を経て学会誌に掲載等されるなど、第三者による一定の審査を経て公表等されるもの)なども加わる見通し。

 登録・受験に関する手数料は、審査手続きの厳格化等を反映して改定。▽一級建築士の登録手数料=2万8400円、▽一級建築士の受験手数料=1万7000円、▽二級・木造建築士の免許に関する事務の標準手数料=2万4400円、▽二級・木造建築士の試験の実施に関する事務の標準手数料=1万8500円――となる。

村地綜合木材株式会社 出典

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